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大宰少弐一族四百年の謎に迫る――

大宰少弐として中世九州に蟠踞した武藤氏は、戦国期の到来と共に滅亡へと向かう。中世東国武士団と宗教文化 中世史研究叢書9/萩原龍夫【著】。

謎につつまれた武藤少弐氏の四百年の栄枯を史料研究とゆかりの地探訪によって、鮮やかに描きだす。丹波決戦と本能寺の変 図録◆明智光秀 織田信長 波多野氏 赤井氏 戦国武将 中世 戦国時代 京都府 亀岡市 丹波 郷土史 歴史 文書 資料 史料。

少弐氏については類書が非常に数少なく、大変貴重な資料本。『上山市史　中巻　近世・近代編』山形県上山市。

少弐氏こそ、中世における北部九州筑・豊・肥の主人公であり、

探題、菊池、大内、大友は皆客人である。キ8/徳山海軍燃料廠史 脇英夫 徳山大学研究叢書 日本海軍 燃料。蒙古や李・朝鮮の軍隊も客人である。戊辰戦争と「奥羽越」列藩同盟　栗原伸一郎/著　2017。

また膝下には向背ままならぬ召使、すなわち国人衆を沢山かかえている。★月刊 歴史手帖★1973昭和48年11月号[創刊号]～1977昭和52年12月号[第5巻12号]★5期分50冊揃い★郷土史・民俗・文化・古墳★希少★Z-719★。

たとえば、秋月、原田、麻生、宗像、龍造寺、松浦党の面々といったところである。送料無料「台湾史料綱文」全３巻揃　箱スレ傷みも本は美。

それらといかように応対していったか。オ0/萩藩諸家系譜 復刻版 岡部忠夫 マツノ書店。

四百年近い歴史の重みは、あまりにも厚く、そして忘却のヴェールに包まれている。『山形県史　資料篇19・20　近現代史料(1)・(2)』全２冊セット。(「はじめに」より)

【はじめに】

 専門の歴史家なら充分ご承知のことであるが、一般の人々、それも多少とも郷土の歴史に関心を有する人達の間ですら、大宰少弐武藤氏に関する知識は驚くほど少ない。2A3-3「刀剣と歴史 合本 大正14年度/昭和2.3年度 3冊セット」古書 経年劣化有 羽澤文庫 刀 剣 武士 大正 昭和。なぜこういう状態であるのかは、色々理由のあることであろう。近世琉球と中日関係/渡辺美季【著】。しかし、歴史上武藤氏の占める存在の大きさからいって、世間の認識の少なさは異常である。3訂増補 日本史辞典 数研出版 小葉田淳。それはこの本に掲載した写真を見られても、いかに少弐氏関係の遺跡が放任されているかで、想像がつくと思う。ステツキ術 ステッキ術 昭和7年 江連力一郎 著者贈呈署名入/杖道 杖術 短杖術 棒術 半棒術 槍術 剣道 銃剣術 短剣術 武道 古武道 古武術。私は一介の野人であって、少弐氏研究の専門家でも、また少弐氏の縁者でもない。612a2601☆ 木口木版のメディア史―近代日本のヴィジュアルコミュニケーション。しかし、武藤少弐氏の取り扱われ方があまりに過少であるから、少しでも穴埋めするつもりで、この拙文と関係写真とを呈示するものである。古代地方木簡の研究　平川南　吉川弘文館【ac01x】。読者諸賢の伴侶ともなれば幸いである。『筒井城総合調査報告書』 大和郡山市教育委員会 城郭談話会 ／ 城館 戦国 順慶 奈良。更にまた、世に埋れた関係資料の教示を願って、少弐氏研究の前進に役立つことが出来たらと希うものである。逆説の日本史第1巻から第12巻　帯付き。戦後二分の一世紀を目前にした現在、私にとって、まだ戦後は終わっていない。Keio University 1968～72 企画・発行・編集：慶應義塾大学昭和46年度卒業アルバム委員会 発行：昭和47年。戦争に負けたなら負けたで、その由因、経過、収束についての反省がなければならない。中世都市共同体の研究　小西瑞恵　思文閣出版【ac01w】。現在の日本においてそれが充分なされているとは思われない。Ac-196/箱館をめぐる人物史 -19世紀人の光と影- 小林裕幸 著 函館大学出版会 2002年11月30日第2刷発行 日本史 歴史 北海道/L1/70109。日本歴史において、大敗戦の経験は七世紀の白村江の敗戦と今世紀の太平洋戦争であろう。『山形市史　下巻　近代編』。白村江の敗戦に対する反省としては、当時単元的統一国家とは考えられない状態の日本を、律令制国家へ向かって組織していった歴史事実によって証明されるものと考える。満洲 と 相生由太郎◆南満州鉄道 満鉄 理事 大連 埠頭 荷役 大連商工会議所 三井物産 一橋大学 玄洋社 福岡県 郷土史 歴史 記録 資料。

 太平洋戦争の反省が果たしてどの程度なされているであろうか。【全30巻セット】日本の時代史/白石太一郎 他/倭国誕生/倭国と東アジア/倭国から日本へ/律令国家と天平文化/平安京 他/吉川弘文館【ac02p】。狂信的小児病的中央集権主義国家への志向が、秀吉、家康の近世統一このかた四百年引き継がれ、それが明治以来の皇国史観に増幅されて、太平洋戦争の結末を迎えたと私は理解している。上井覚兼日記　全3冊揃【大日本古記録】/1991年　YAG1001。戦前、少弐氏は悪玉で、南朝方の菊池氏は善玉であった。XM11-097 八光社 彦根藩朱具足と井伊家の軍制 1970 中村達夫 ☆ 16s6D。客観性をもって歴史を把握される諸氏は、今頃そうした認識は勿論持たないと信ずる。平5 江戸幕府試験制度史の研究 橋本昭彦 318P。ではなぜ、武藤少弐氏の事蹟が、一般に研究され、理解が深められないのであろうか。■類聚国史 全3巻揃【尊経閣善本影印集成32・33・34】 八木書店　菅原道真=著　●加賀藩前田家 古文書 六国史 古典籍 書誌学。

 北部九州で少弐氏を度外視して中世を語ることは、南九州で島津氏を除外するのと同じことである。いわき市史 近世◆江戸時代 幕末 戊辰戦争 安藤信正 鳥居氏 内藤氏 井上氏 安藤氏 平藩 福島県 いわき市 東北 郷土史 民俗 歴史 文化 資料。それが、どうしたことか、筑前、肥前の中世を語る場合、中央政府の官僚である探題とその代理人(その実態は、不連続で、在地制に乏しく、すこぶる不安定な存在であった)が云々されることが多く、最も中心に立つべき少弐氏の事蹟を忘却してしまう著作さえある。新修 亀岡市史 第2巻 中世 近世◆明智光秀 丹波亀山城 足利尊氏 細川氏 戦国時代 江戸時代 亀山藩 京都 亀岡市 丹波 郷土史 歴史 文化 資料。鹿児島の歴史で島津氏を忘れ、山口の史書で大内氏を忘れたら、どういうことになるであろうか。《希少 仏教と部落問題関係史料集成 1巻・2巻 計2冊セット 安達五男編》播磨国関係史料・丹波・但馬国関係史料。これと同じ、いやそれ以上に、公家・武家の顕官として歴史上枢要な地位を占め、中世を通しての九州第一の名門武藤氏が地元の史書に載らないことさえあるという現実を、読者は正常な状態と思われるであろうか。伝説の秘密諜報員ベラスコ　“天皇の金塊”の真実を知っていた男　高橋五郎　mu NONFIX　学研/AB。

 今日太平洋戦争の反省が充分になされているならば、少弐氏の歴史上の評価も、もっと真剣になされていなければならないはずである。★希少★ 江戸学事典　弘文堂　昭和59年。それが今に放置されているということは、その反省が不十分であるという結論に達する。『昭和四年版 最近検定 市町村名鑑 一庁三府四十三県朝鮮台湾樺太関東州南洋』村田福次郎 福神出版部 1929年刊 ※中央政府諸官省 他 00022。その反省の方向としては、中央に集中しすぎた国家権力を、地方と個人に適当に分散することでなければならない。昭54 皇室制度史料 太上天皇 1・2 宮内庁。白村江敗戦の場合と逆の方向である。2D3-1[よくわかる日本史] 旺文社 昭和44年 初版 和歌森太郎 状態悪 破れ有り。

 古代国家権力、中央政権の集中と強化、それが縦横に解体され、また再統合される過程が日本の中世である。赤い中國の生態 外人記者の現地報告◆マイケル・ケーン、毎日新聞社東亞部訳、毎日新聞社、昭和23年/k658。従って、北部九州を代表する少弐氏の事蹟を解明することによって、この地方の中世史も、健全な認識が得られるものと確信している。藤原王朝: 炎立つ謎のすべて 大都社 メモリーバンク。

 少弐氏こそ、中世における筑・豊・肥の主人公であり、探題、菊池、大内、大友は皆客人である。帝国陸海軍将官同相当官名簿　明治建軍から終戦まで　古川利昭 編　平成4年発行。蒙古や李朝鮮の軍隊も客人である。☆☆◆35931 富士山麓史 1976 富士急行創立50周年記念出版 附図。また膝下には向背ままならぬ召使、すなわち国人衆を沢山かかえている。古本　今治地方の伝説　著者　大沢文夫 文学社　マルキ高速印刷　昭和55年2月25日発行　初版　羽藤今治市長。たとえば、秋月、原田、麻生、宗像、龍造寺、松浦党の面々といったところである。香道の歴史事典 神保博行／著。それらといかように応対していったか。三芳野の花: 三好長慶の生涯 近代文藝社 諏訪 雅信。四百年近い歴史の重みは、あまりにも厚く、そして忘却のヴェールに包まれている。栃木県史 通史編 3 中世◆小山氏 宇都宮氏 古河公方 足利氏 北条氏 鎌倉時代 室町時代 戦国時代 栃木県 郷土史 地方史 民俗 歴史 文化 資料。白村江の敗戦と太平洋戦争の間に横たわる日本の歴史こそ、日本の国家、民族の、いつわりのない本音を示してくれる時代であると思う。清沢洌 2冊　①現代語訳 暗黒日記: 昭和十七年十二月~昭和二十年五月 　②第二次欧洲大戦 前史と緒戦――外交・思潮・人物像。一極集中のモノトーンではなくて、多極多元の陰影の深い対象がそこにあるからである。『 反日革命宣言 ( 復刊ライブラリー ) 』 東アジア反日武装戦線の戦闘史/著 風塵社。

 中世史の中でも、少弐氏の歴史は、亡び去った者故にいつわりは語らない。2001年 発行 美濃 飛騨の古墳とその社会 東海の古墳 古墳 横穴式 石室 東海 岐阜 飛騨 東濃 濃尾平野 遺跡 古代 氏族 支配 社会 日本。勝者は、まま虚構をもって自らを飾り、後世の識者の嘲笑を買うことがある。山寺和夫『甲陽重家録』西東京（限定版）　▼検索用：武田信玄,武田氏,武田家。ただ、亡び去った者故に、残されたものがあまりに断片的、間接的であって、その遺跡も、遺物も、歴史の重みに比して、なんとも貧弱極まるものである。阿波 細川氏の研究 戎光祥出版◆中世 戦国時代 足利義栄 平島公方 堺幕府 室町時代 応仁の乱 管領 守護大名 徳島県 四国 郷土史 歴史 資料。貧弱ではあっても、これは真実に違いない。■古文書研究 55冊セット（創刊号-第59号まで揃い）吉川弘文館　日本古文書学会=編　●花押 足利尊氏 伊達政宗 近衛家文書。そしてその真実は、敗戦の何たるかを我々に教えてくれる珠玉の歴史である。幕末公家集成/大賀妙子(著者)。日本の将来にも示唆を与えてくれるものがあると信ずる。z709 歴史群像 名城シリーズ 全15巻 学研 1994年～1997年 1Je6。

 一九七九年三月に『大宰少弐武藤氏―その栄光と衰亡』と題する書を発刊してから今年で十年を経過した。b607 皇宮警察史 昭和51年 皇宮警察本部 書込み多 2Cd3。いささかその間に採集し得た資料を加えて、その増補改訂版として本書を皆様の机上に呈する。■拾芥抄 上中下【尊経閣善本影印集成 17】八木書店　●加賀藩前田家 古文書 古典籍 書誌学 南北朝時代 類書 百科事典 拾芥略要抄。

初版を発刊するに当り大層お世話になった前・九州歴史資料館館長・鏡山猛先生、太宰府天満宮宮司・西高辻信貞氏、郷土の尊敬すべき大先輩・筑紫豊先生、社団法人歴史と自然をまもる会事務局長・針谷直道氏、太宰府市教育委員会・藤田敏彦氏、畏友のフリー・カメラマン・吉崎一人君、この十年で全て鬼籍に入られた。資料 日本現代史　第1期／全7巻／大月書店／【月報揃い】。吉崎君の写真は一部本書においても使用させて戴いた。6813 尾張藩在郷名家録　ブックショップマイタウン刊　平成18年　50部。これら先輩・友人の追悼の意をこめて、本書を霊前に捧げるものである。金沢市史 通史編3 近代+資料編 11．12 近代全2冊/明治維新と城下町の変貌・日清日露戦争・金沢城 兼六園の近代史　YDF739。うたた十年間の時間の重みを感ずる次第である。静岡市史 近世+近世史料全4冊/駿府城築城・駿府の都市構造・徳川家康　EKE591。

少弐・宗体制懇話会会長 渡辺文吉

【目次】より一部紹介

はじめに

Ⅰ 武藤小弐氏総説

Ⅱ 累代の人物像

初代・資頼

二代・資能

三代・経資と弟景資

四代・盛経

五代・貞経

六代・類尚

七代・冬資と八代・順澄

九代・貞頼と十代・調貞十一代・嘉頼と十二代・教頼

十三代・政資

十四代・資元十五代・冬商と馬場類

「五条家文書」と

Ⅲ遺跡・遺物と伝承(地区別)

筑前

太宰府安養院活武藤資基(伝)

武藤資能供養塔

太宰府崇福寺跡

鎌倉時代のガラス片

太宰府有智山城跡

太宰府浦の城

月限金古戦場

針摺原古戦場

諸岡原古戦場

岩門城

小弐景資墓(伝)

博多承天寺

武藤資類位牌・塑像・画像

元寇防塁

櫛田神社敷板銘写

博多祇園祭乱闘のこと

小武宗資元軍の生虜となる

明応二年銘供養碑

筑前長者原古戦場

筑前多々良浜古戦場

八田・恵通寺の陣

宗像大社蔵「阿弥陀経石」

武藤覚然流(窪氏)館跡筑

筑前国崎漁民の伝承

鞍手郡黒丸城

姪浜城

早良郡飯盛城

加布重天満宮と暖簾のない町

雷山千如寺大悲王院

原田荘東村八幡宮

星山城

高祖城

萩の原古戦場

秋月岡城

小沢頼尚塔と賀茂宗修尼塔

勝野古戦場

多良倉山城(帆柱山城)

豊前・筑後

馬ヶ岳城

豊前巖石城

香春岳城

豊前神田松山城

吉田都美神社

大保原合戦場

筑後本郷三原城跡と花立城山

鯵坂城

肥前

勝尾城

筑紫満門亡霊のこと

小武山城(綾部城砦群の一角)

盛福寺城山

小弐冬の墓と位牌仁比山神社(附 神崎荘・仁比山城)

医王山光浄寺

横岳資貞・同鎮貞の基

西島城跡

西乃宮八幡神社

横浜貞の九字印呪胴巻と寄整目結の旗印

肥前赤熊武者

小教類供養碑(附 鍋島家の由来)

与賀神社

与賀神社洪鐘銘

小沢政査と与賀荘の舟運

福満寺と境内の権現社銘科

鍋島藩主と関氏(小弐元盛末裔)

小武高経の位牌と供養塔

正一位境原若宮大明神

梶峰城跡と多久若宮八幡宮

多久専称寺と小武政資・資元基

肥前小城・千葉城跡

竹崎山観世音寺平井坊

松浦鎮は小弐冬尚の子か

元寇の島鷹島

肥後

竹崎季長「蒙古襲来絵詞」

肥後水島城跡

肥後隈部城跡

山鹿湯町城

山崎原の古戦場

肥後球磨郡山田城

壱岐・対馬

小弐資時とは(附 小景資は騎射の名手か)

壱岐箱崎八幡宮棟札

小弐畑の伝承対馬小茂田浜古戦場

対馬古戦場

対馬三根公方形跡

対馬佐賀浦と志多賀対馬内院の宝篋印塔

厳原太平寺と筑前桧原太平寺

太平寺地蔵菩薩

清玄寺鐘

Ⅳ 系図・年表

武藤小弐氏の系図

「尊卑分脈」小武氏系図藤原秀郷流

「筑後国史」筑後将士軍談を第三十四大宰小武系図

「太宰管内志」記載記事をもとにした系譜

「群書類従」巻第百四十九「系図都四十四」の武藤系少弐

「大塚系譜」

「関家系図略」

武藤少弐氏関係年表

引用文献略号

★状態★

1989年のとても古い本です。●近代日本思想史大系/1～4●近代日本思想史の基礎知識●5冊有斐閣。

カバー外観は裏表紙側に中心部に折目跡（大）あり、ほかは通常保管によるスレ程度、

天小口経年並ヤケしみありますが、本文は目立った書込み・線引無し、

問題なくお読みいただけると思います。日本中世の寺院と社会　久野修義　塙書房【ac02n】。（見落としはご容赦ください）

＜絶版・入手困難本＞オークションにも滅多に出ない、貴重な一冊です。伊賀市史 第2巻 通史編 近世◆藤堂高虎 藤堂氏 伊賀上野城 忍者 伊賀者 松尾芭蕉 幕末維新 三重県 伊賀 郷土史 地方史 民俗 歴史 資料 史料。

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